地震に強い家が欲しいなら「強い家」の根拠が無い設計では建てるな!

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てくてく博士 住宅知識

てくてく博士
この記事を書いた人 : てくてく博士

歳は70歳じゃ 1949年1月23日生まれ 湯川秀樹さんがノーベル物理学賞を受賞した年に生まれたんじゃ。 1963年14歳の時に ホーキング博士を知り 物理学の世界に興味が湧いたんじゃ。 一方で、親父が大工でのう。そんな家庭に育ったもんで、家づくりにも興味が湧いたんじゃ。 大工としては珍しく、物理の法則を取り入れて家づくりをしておった。 現在はてくとの家の頭脳として後継者育成をしつつ、大好きな研究に明け暮れる日々じゃ。 妻と子供3人孫4人じゃが、今は夫婦二人でのんびりさせてもらっておるぞ! てくとの家では 普通の家づくりとは違うと言われ、 ちょっと変わった考え方の家づくりをしておるのじゃが なにも、奇抜なことで楽しませようとしている訳ではないんじゃ 実は、一般的なこと、普通の考え方など 世間で言う”常識的なこと”を誰よりも知っておるから 変わった”非常識なこと”ができるのじゃ ということで、その一般論というか 世間的な「常識」と言われていることを中心に 時には”バッサリ”と切りつけたり毒を吐いたりもしながら わし、てくてく博士」が なるべく冷静にお伝えしようと思うとる。

最近、ダダをこねて快適に仕事ができる環境を与えてもらって

テンションが上がっておる、てくてく博士じゃ。

 

『てくてく博士の部屋』という部屋を作ってもらったんじゃ。

趣味を兼ねた部屋じゃ。言うて見るもんじゃ(笑)

 

好きなことができるように作業台もあるし、眺めの良い窓もある。

誰でも気軽に質問が出来るように通信環境も整っておるので、なにか聞いてみたいことがあれば、

てくてく博士の部屋を覗いてみてくれ。

 

さて、今回も質問に答えようかのう。

『博士、耐震性(地震に強い家)のある家を建てるなら、どんなことに注意したらいいの?』

という質問じゃ。

 

この「耐震性」「耐震住宅」「地震に強い家」ということに関しては、

皆、関心が強いようじゃ。

 

なので、今回は「耐震性」についてわしなりの考えをお伝えしようかのう。

 

耐震性の高い住宅は、万が一の地震発生時にも大切な家族の命や家財を守ることができるし、台風の時にも長時間の揺れに備えることができる。

これから住宅(一戸建て)の新築を建てるなら、耐震性の観点も含めて検討することが大切じゃな

 

防災の意識も必要

日本国内では、1年に1回くらいの頻度で、国内のどこかで住宅に被害の発生するような大きな地震が発生しておる。

 

記憶に新しいところで、

東日本大震災では津波の被害が各報道でも大きく報じられとったが、

内陸部では強い揺れのために倒壊した建物が多数発生しておったんじゃ。

 

2016年の熊本地震では、「百年に1度あるかないかの強い地震」が2日連続で起こるという地震で、建築業界に衝撃が走ったぞ。

震源地となった地域での倒壊率が際立った高さとなったということも記憶に新しいところじゃ。

倒壊した一戸建ての建物の下敷きとなってしまった場合には、命の危険に直面する可能性が高いため、住宅の耐震性を高めることが必要であることは明白じゃ。

震度6強から震度7レベルの地震は「めったに発生しない」と考えられがちじゃが、地震の多い国である日本に住まむということは、

「どこでも大地震が発生する可能性がある」という考え方にシフトしていくことは

心構えとして大切なことじゃな。

 

耐震性を高めるに効果的な方法は?

住宅の耐震性を高めるにはさまざまな方法があるんじゃ。

だが、情報社会の今では、自分自身で情報を整理しなければならん。

 

耐震性を高めるうえで最も単純な方法としてあげられるのが

構造体自体を頑丈にするということ。

 

できるだけ丈夫な構造材を使用し、

縦揺れにも横揺れにも強くできるように住宅の壁は多くの耐震的な補強を入れ、基礎部分との連結を強固にして堅牢な構造を作り上げるということじゃな。

 

単純な方法じゃが、効果も抜群なので住宅構造の強度を高めるためには基本的な法則とも言えるぞ。

 

家を建てる時の基本的な法律である

「建築基準法」に基づいて設計されている一戸建て住宅の場合、

まあまあな強度は保証されておるが、

震度7の揺れでも建物の破損が発生しない、もしくは軽微な破損にとどまる程度までの強度を確保するためには、

建築基準法を上回るレベルでの施工が必要じゃ。

 

あくまでも建築基準法は、『最低限の耐震性』

なんじゃ。

 

 

自分で調べてみると、

「壁」というのがキーワードがよう出てくるんじゃが、

その「壁」のことだけでも2つポイントがあるんじゃ。
 

①壁を強くする

筋交いというのが有名じゃが、

すでに筋交いという考え方自体が見直されてきておる。

筋交いというのは、

斜めに入れる材料のことじゃ。

↑の×(バツ)になっておるところじゃ。

この筋交いは、地震の時の巨大なエネルギーに耐えてくれるんじゃが、そのエネルギーが筋交いに集中してしまうことで、柱や土台や梁という構造物への力の加わりかたを強めてしまうこともあるんじゃ。

その力の加わる方向によっては、

柱を引き抜いてしまったり、土台を押し出すようにしてしまったりするので、そうならないように金物で補強したりするんじゃ。

 

その筋交いと違う方法は、建物を箱と考えた方法じゃ。

「面材」と言われる板を貼り付けるんじゃ。

その板は、太めの釘をたくさんたくさん打ち付けるので、地震エネルギーを分散させる効果があるんじゃ。

 

 

筋交いでは、地震エネルギーを2点に分散させるんじゃが、面材では、釘の本数だけ分散できるので、おおよそ釘を100本程度打ち付けるとすると、地震エネルギーは、100分散じゃな。

 

②壁の配置をバランス良くする

壁の補強は必須じゃが、その壁のバランスも大事じゃ。

家の全体で壁のバランスを考える「4分割法」という考え方じゃ。

地震エネルギーは、縦揺れ横揺れ斜め揺れと、予測がつかんのじゃ。

建物の重心を考えて、バランス良く配置することが大切じゃ。

 

「壁」のポイントとして2点あげたが、

細かいことを言うと、もっともっとあるんじゃ。

 

その他にも制振装置という地震などの"揺れ"を軽減する装置の取り付けや、

建物に掛かる荷重の軽減を目的とした屋根材料の工夫や

軽量な外壁素材の採用など、

高い安全性を実現するためにはさまざまな方法が考えられるんじゃ。

そのどれもが、構造計算の対象じゃ。

 

しかし、これから家を建てようとする人が

ちょっと勉強したくらいではなかなか簡単に理解ができんと思う。それだけで最低2年〜3年はかかるぞ。

数字、数字、数字、数字、と、

数字が出てきて比較しなくてはならんからのう。

 

そんなことをしとるよりも、早く信頼出来そうな住宅メーカーや設計士さんを見つけて、任せて信じるのがいいぞ。

 

とはいえ、それもなかなか難しいなら

こんな質問をしてみてはどうじゃろ?

その回答や、現場の取り組みを見せてもらって納得できるか判断すると良いぞ。

 

『普段から構造計算してますか?』

これじゃ。

 

「普段から」というところがミソじゃ。

 

この質問で、信頼できる住宅メーカーを見つけて、安心できる水準の耐震性を確保できる一戸建てを建設してくれることを願っておるぞ。

 

まとめ

これからは、新築一戸建てを考えておる人は、『構造計算』をすることが超オススメじゃ。

 

この構造計算は、まだまだ必須にはなっておらんが、

頑丈で安心のできる住宅を建てるためには、

『根拠』が必要じゃ。

 

現状では、構造計算計算以外に、その根拠を示す方法がないので、

地震や台風に対して安心出来る暮らしを手に入れたいのであれば、

『構造計算』をして、耐震強度を把握することが大切じゃ。

 

「普段から構造計算してますか?」

この質問、住宅メーカーに質問してみてはどうじゃ?
 

てくてく博士
この記事を書いた人 : てくてく博士

歳は70歳じゃ 1949年1月23日生まれ 湯川秀樹さんがノーベル物理学賞を受賞した年に生まれたんじゃ。 1963年14歳の時に ホーキング博士を知り 物理学の世界に興味が湧いたんじゃ。 一方で、親父が大工でのう。そんな家庭に育ったもんで、家づくりにも興味が湧いたんじゃ。 大工としては珍しく、物理の法則を取り入れて家づくりをしておった。 現在はてくとの家の頭脳として後継者育成をしつつ、大好きな研究に明け暮れる日々じゃ。 妻と子供3人孫4人じゃが、今は夫婦二人でのんびりさせてもらっておるぞ! てくとの家では 普通の家づくりとは違うと言われ、 ちょっと変わった考え方の家づくりをしておるのじゃが なにも、奇抜なことで楽しませようとしている訳ではないんじゃ 実は、一般的なこと、普通の考え方など 世間で言う”常識的なこと”を誰よりも知っておるから 変わった”非常識なこと”ができるのじゃ ということで、その一般論というか 世間的な「常識」と言われていることを中心に 時には”バッサリ”と切りつけたり毒を吐いたりもしながら わし、てくてく博士」が なるべく冷静にお伝えしようと思うとる。

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